■料理のコツ■

　├　切る
　├　茹でる・煮る
　├　焼く
　├　炒める
　├　揚げる
　├　蒸す
　├　電子レンジ
　├　固める
　├　おいしい温度

簡単なようで難しい「いためる」です。
チャーハンなどを作るとき全体がべとついてしまい、おいしくないと感じたことはありませんか？中華料理店などに行くと、パラパラとしたおいしいチャーハンに出会えるのはなぜでしょう？
今回はこうした疑問に答えるべく、炒めるときのコツについてお届けします。

●いためるとどうなるの？
いためる料理の特徴は次の3つ。

◎油のよい香りが出る
◎短時間の加熱で材料の口当たりを生かす
◎しょうゆなどのよい香りの調味料を焦がして風味を強くつける

●どんな油がいいの？
（1） 油を十分加熱する
油は180度に加熱され、はじめてよい香りが出てきます。油は煙が出るほど加熱してはいけませんが、よく加熱しないで材料を加えると、油のよい香りがつかない炒めものになり、風味がよくありません。
（2） 強火で手早くいためる
時間をかけると、材料から水分が出てべとついた感じになります。野菜は、短時間でいためると歯ざわりもよくなります。

（3） 調味料は最後に加える
塩、しょうゆなど、材料から水分を吸い出す調味料は、最後に加えないと水分が出てべとついた仕上がりになります。