■料理のコツ■
├ 切る
├ 茹でる・煮る
├ 焼く
├ 炒める
├ 揚げる
├ 蒸す
├ 電子レンジ
├ 固める
├ おいしい温度
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数々の調理方法のなかでも、もっともおだやかな方法「蒸す」です。
やわらかくしっとりとした蒸しものは、油を使わず体にもやさしい調理方法。
加熱方法にさえ注意すれば、ほっくりしたあつあつ蒸しものができ上がり!
●水の力で料理ができる?!
加熱時に水蒸気を利用するのが、蒸すという調理方法。水蒸気は、その中に多量 の熱をもっていて、水に戻るときその熱を放出します。この熱を食品材料の加熱に用いるというわけです。また、加熱と同時に、水蒸気が水に戻るため水分が食品にプラスされ、しっとりとした料理に仕上がります。 |
●蒸し料理のいいとこ、悪いとこ
(蒸し料理の利点)
- 加熱がおだやか…
貝、魚肉、えび、いかといった、強く加熱すると身が収縮して堅くなりやすいものも、やわらかく仕上げることができる。
- 加熱ムラがない…
水蒸気が気体であるため、食品がどのような形をしていても、蒸し器の中にある以上は、熱が食品全体にゆきわたる。
(蒸し料理の欠点)
- こうばしい香りがつきにくい…
焼いたり揚げたりと違って香りがつきにくいため、ゆずを加えたり、後から香りのよいタレやソースで風味を補う必要がある。
●蒸し料理のポイント!
- 水蒸気が弱すぎないこと
水蒸気が弱すぎると、外へ逃げていく熱もかなりあるため、食品材料に水ばかりついて、あまりよく加熱されず、べとついた料理になってしまいます。ですから、一般 の蒸し料理は強く蒸したほうが失敗が少なく、よくできます。
- 卵料理は工夫が必要
茶碗蒸しや卵豆腐などの卵料理は、強く加熱しすぎるとスがたちます。卵は蛋白質でできていますが、この蛋白質の水溶液は、卵液の温度が60℃以上になったとき、1分間に2℃以上上昇するとスがたち、堅くなってしまいます。これを予防するには、蒸し器のふたの代わりに布巾などを使うとか、またふたをずらしたり火加減を調節する必要があります。
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